

NTTドコモが発行するクレジットカード dカード。
発行元からなんとなく「docomoユーザーにしかメリットがなさそう…」というイメージがありますね。
筆者のわたくしも当初はそう思っていましたが、内容は決してそんなことはありません。
「dカード」は、他社ユーザーau、Softbankなどの方でも十分お得に使えるスペックを備えているのです。
そこでここからは、「dカード」が「ドコモ以外」の方でもおすすめできる理由について解説します!
今回の注目ポイントは以下の8つ。
以上を中心にお話していきます。
それでは早速いってみましょう!
もくじ

- ドコモ携帯・ドコモ光料金10%ポイント還元
- 家族カード1枚目は年会費無料
- ケータイ補償3年間、最大10万円分補償
- 最大1億円の海外旅行保険付き
- スマホで最短5分で審査ができる
理由1:年会費が「永年無料」に変更された

それではまず最初は、「dカード」の年会費についてです。
「dカード」の年会費は、2019年10月に実質無料から永年無料に変更されました。
dカードにおいて、契約2年目以降、前年度に1回もショッピングサービスのご利用がなかった場合、年会費を請求しておりましたが、2019年10月(9/16入会)よりdカード年会費を永年無料と致します。
*dカード 年会費の永年無料化施策についてから引用
変化した内容は以下のとおりです。
- 変更前:年会費→1,250円(税別)初年度無料。2年目〜は前年度にショッピング利用が1回以上で無料。
- 変更後:年会費→すっと0円の永年無料
これにより以前にも増してカードを保有しやすくなりました。
もちろん、カード作成時の発行手数料や、退会時の解約手数料も0円。
これまで「dカード」をサブカードとして保有しようとしても、上記の「年会費」を理由に断念した方が多かったはずですが、この変更を機にカード作成後のリスクもなくなりました。


ついでに追加カードの年会費も見てみましょう。
追加カードの年会費 | 変更前 | 変更後 |
家族カード | 1枚/400円(税別) *初年度無料。年1回以上のカード利用で翌年無料 | 永年無料 |
ETCカード | 500円(税別) *初年度無料。年1回以上のETCカード利用で翌年無料 | 変更なし |
上記の通り、本カードとともに家族カードの年会費も永年無料に変更されています。
ETCカードについて変更はありませんでしたが、「追加カード」なのでそもそも発行しなければ費用は0円。
ただ、「dカード」のポイントは高還元率であるため、「ETCカード」を作成するメリットも十分にあります。(*発行・解約費は無料です)
関連ページ 【dカード】「ETCカード」のメリットとよくある質問まとめ- 「年会費」が永年無料となり、ドコモ以外の方でも気軽に手が出せるようになった。
理由2:「ポイント還元率」が最低でも1.0%〜



続いては、「dカード」のポイント還元率についてです。
現在、クレジットカード業界において、ポイントが貯まりやすいと言われているカードには以下のようなものがあります。
- 「楽天カード」→1.0%〜
- 「JCB CARD W」→1.0%〜
- 「オリコカード THE POINT」→1.0%〜
- 「デビュープラスカード」→1.0%〜
上記の通り、どのカードもポイント還元率は「1.0%」を超えており、この数字が高還元カードと呼ばれるかどうかの1つの境目となっています。
それでは「dカード」を見てみましょう。
- 1.0%〜
- 100円につき1dポイントが付与
このように、「dカード」のポイント還元率は、他社の人気カードと比べても十分高い水準であると言えるでしょう。
VISA、MasterCardの加盟店で「dカード」を使えば、世界中どこでも最低1.0%のポイントが還元されます。
公共料金の支払いにも活用できますし、一部の電力会社であれば「dポイント」が付与されるところもあります。
詳しくはこちら 今よりさらにお得に!「dカード」×「公共料金」で賢くポイントを貯める方法とは?また付与される「dポイント」の使い勝手の良さも魅力的です。
「dポイント」の特徴
「dカード」で付与されるポイントはすべてdポイントです。
ざっくりとした特徴は以下のとおり。
- 「有効期限」が4年間と長い(*一部期間限定ポイントあり)
- 「使えるお店(加盟店)」が多い
- 「交換」せずに1ポイント→1円としてそのまま使える
- 「d払い」を通してネット通販でも使える(*Amazonなど)
ポイントの有効期限はだいたい2年間が相場の中で、「dポイント」は2倍の4年間と良心的です。
また、d払いを使えば街でもネットショッピングでも手軽に使えます。
そのため、「dカード」を作成してポイントが貯まりにくい・使いにくいということはまずないでしょう。
ドコモユーザーに限らず、他社キャリアの方が普段立ち寄るお店でもどんどんdポイントを利用できます。
- 「dカード」は、他社に引けをとらない高還元カード。
- 「dポイント」の使い勝手もよく、ドコモ以外の方でも利用する機会は多い。
理由3:「dポイントカード」が一体型



お次は、dポイントカードについて解説します。
「dカード」は、クレジットカードの機能とは別に、「dポイントカード」の機能も一体型として備わっています。


「dポイントカード」のメリットは以下のとおりです。
- 加盟店で0.5〜1.0%のdポイントが貯まる
- カードを提示するだけでポイントが付与
- 加盟店でdポイントが使える
上記の「dポイントカード」の機能により、「dカード」のポイント還元率はさらにアップします。
例えば、マクドナルドで「dカード」を使用した際に付与されるポイントの内容を見てみましょう。
「dポイントカード」は、マクドナルドで100円につき1ポイント貯まります。

- 「dカード」の提示→1.0%
- 「dカード」で決済→1.0%
- 「合計」→2.0%のdポイントが付与
まず、「dポイントカード」の機能により、カードを提示するだけで1.0%が付与。
その後「dカード」のクレジット決済分のポイント→1.0%が付与され、ポイント還元率は2倍にアップしているのが分かります。
もちろん、「dポイントカード」の加盟店も、マック以外にコンビニ・レストラン・薬局・ファッション・旅行など幅広いジャンルのお店が用意されています。
この独自のポイントカード機能が備わったクレジットカードは全体を見ても少ないため、これだけでも「dカード」のスペックの高さが伺えるはずです。
- 「dポイントカード」の機能により、ポイント還元率は1.5〜2倍にアップする。
- 「電子マネー」は多いが、「ポイントカード」が一体型となっているクレジットカードは少ない。
理由4:「d払い」の登場



続いては、d払いについて解説します。
2018年4月に登場した「d払い」により、「dカード」のポイント還元率がこれまたさらにアップします。
PayPayなどと同じく「バーコード決済」の1つです。
「dアカウント」がある方ならドコモ以外の方でも利用きます。
街、ネット通販で使用することで0.5〜1.0%のdポイントがプラスされます。

「d払い」のメリットは以下のとおりです。
- 「街」で+0.5%のポイントが貯まる
- 「ネット通販」で+1.0%のポイントが貯まる
- 「d払い」とは別で「dカード」「dポイントカード」分のポイントも付与される
- 「d払い」からdポイントが使用できる(*街とネット通販どちらもOK)
- 「キャンペーン」がとにかく多い
- 「dアカウント」の登録があれば誰でも利用できる(*登録は無料)
1番のメリットとしては、「d払い」により「dポイント」がさらに貯まりやすくなるという点です。
「d払い」は「支払い方法」にクレジットカードが選択でき、さらにポイントカードも併用ができるためポイントの3重取りが可能に。
二重取り、三重取りについては『【d払い】「dカード」ならポイント二重取り、さらに三重取りが可能!お得な貯め方、使い方とは?』で詳しく解説しています。
実際にファミリーマートで、「dカード」を登録して「d払い」した場合のポイント内容を見てみましょう。
「d払い」は、ファミマで200円につき1ポイント。
「dポイントカード」も、ファミマで200円につき1ポイント付与されます。
- 「d払い」の使用→0.5%のdポイント
- 「dポイントカード」の提示→0.5%のdポイント
- 「dカード」のクレジット決済→1.0%のdポイント
- 「合計」→2.0%のdポイントが付与
上記の通り、1度のお会計で3つ分のdポイントを獲得できているのが分かります。
「d払い」なしだとファミマでは通常1.5%なので、0.5%がお得になっていますね。
「d払い」と「dポイントカード」の加盟店で「d払い」を使用すれば、ファミリーマートのようにポイントの3重取りが可能です。

また、「d払い」の画面から「dポイントカード」のバーコードを表示することも可能ですので、いちいちカードを持ち歩く手間も無くなりました。

ポイントの残高や有効期限の確認なども、一目でチェックできますよ。
そして「d払い」のもう1つの魅力として、豊富なキャンペーンが用意さているというメリットがあります。
「d払い」のキャンペーンについて
「d払い」は、ポイントアップのキャンペーンがかなり多いです。
代表例には以下のようなものがあります。
- 「スーパー還元プログラム」→街での「d払い」「iD払い」の還元率が最大+7.0%
- 「d曜日」→毎週金・土はネット通販での「d払い」の還元率が3〜6倍
まず、街でのお買い物をお得にするdポイント スーパー還元プログラム。
先ほどのファミリーマートを例にするなら、合計の還元率は最大9.0%にまで跳ね上がります。
また、毎週金曜・土曜日に「d払い」をすれば、Amazonをはじめとしたネット通販でポイントが3〜6倍にアップするd曜日。
どちらも、「dアカウント」があればエントリーできるため、ドコモ以外の方でも参加可能です。
詳しくはこちら 【dカード限定】「dポイントスーパー還元プログラム」がアツイ! 詳しくはこちら 【毎週末は3〜6倍】「d曜日」はd払いでネット通販がお得!これら以外にも、「d払い」はとにかくおトクなキャンペーンが常時開催されています。

*上記のキャンペーンは一例です
そしてなにより、「d払い」で付与されるポイントはすべて「dポイント」。
相性はやはり「dカード」が1番良く、ドコモ以外の方でもお得にお買い物をしていけます。
- 「d払い」でポイントの2〜3重取りが可能。
- dポイントを手軽に使える。
- キャンペーンも豊富で、「dアカウント」があれば誰でも参加OK。
理由5:「特約店」でのポイントアップ



お次は、「dカード」の特約店について解説します。
この「特約店」の特典により、ポイント還元率はまたまたさらにアップします。
主な「特約店」は以下のとおりです。

主な特約店 | 還元率 | クレジット払い | iD払い |
ローソン *2020年11月30日をもってサービス終了 | 5.0% | ◯ | ◯ |
スターバックスカード | 4.0% | ◯ | ー |
ドトール バリューカード | 4.0% | ◯ | ー |
ビッグエコー | 3.0% | ー | ◯ |
オリックスレンタカー | 4.0% | ー | ◯ |
ENEOS | 1.5% | ◯ | ◯ |
マツモトキヨシ | 3.0% | ◯ | ◯ |
高島屋 | 2.0% | ◯ | ー |
JTB | 3.0% | ◯ | ー |
東京無線タクシー | 2.0% | ◯ | ◯ |
この中で特筆すべき点は、やはりローソンでの特典ですね。(*2020年11月30日をもってローソンの5%特典はサービスを終了しました。)
「ローソン」で「dカード」を使用すれば、いつでも代金の5.0%分がお得になります。


通常のローソンの他にも、以下のローソン各店が特典の対象です。
- ナチュラルローソン
- ローソンLTF(+スリーエフ)
- ローソンポプラ
- ローソンメトロス
- ローソンストア100(100円ローソン)
こちらは「dカード」「dカード GOLD」の特典なので、もちろんドコモ以外の方でも「ローソン」でいつでも5.0%お得です。
そして先ほどご紹介した「スーパー還元プログラム」との併用もOK。
そのため、エントリーすれば「ローソン」でいつでも最大12.0%お得になります。
「ローソン」以外にENEOS(エネオス)も「特約店」に加盟しているため、普段のガソリン代なんかも節約できます。
詳しくはこちら 【最大12.0%おトク】「dカード」が「ローソン」で1番おすすめのクレジットカード! 詳しくはこちら 「dカード」はENEOS(エネオス)でdポイント1.5〜8.5倍貯まる!ガソリンもお得に給油できちゃいます!「dカード」は年会費は永年無料で、「1.0%〜のポイント還元率」「dポイントカードの機能」「d払い」「特約店」を理由に誰でもザクザクdポイントを貯めていけるカードですよ。
- 「特約店」により、一部の店舗で「dカード」を使用すれば最大5.0%分がお得に。
- 「スーパー還元プログラム」との併用もOK。
- 「特約店」も、ドコモ以外の方でも対象となる。
反対に「ドコモユーザー」にしかないメリットとは?



続いては、「dカード」のドコモユーザー向けの特典について解説します。
「dカード」がドコモ以外の方でも、十分お得に利用できるカードであるのは何となくお分かり頂けたかと思います。
となると、次に気になるのが「ドコモユーザー限定の特典」ですね。
「ドコモユーザー」が「dカード」を保有するメリットを以下にまとめました。
- 「ケータイ補償」が付帯
→購入から1年間最大1万円まで。ドコモケータイの紛失・盗難・全損を補償。 - 「スーパー還元プログラム」がクリアしやすくなる
→ドコモ携帯料金をdカードで支払うと、還元率が+1.0%。 - 「dポイント」の使い道が増える
→スマホの料金・データ量の追加・修理代にdポイントが使える。
上記の通り、正直ないよりあったほうがいいですが、そこまで魅力的なメリットはありません。
1番のメリットはケータイ補償ですが、無料で付帯はするものの、補償される期間は購入から1年間と短く、金額も最大1万円までとイマイチなところ。
はっきり言って「ドコモユーザー」にとって1番メリットがあるのはdカード GOLDからです。
そのため、ドコモユーザーであろうが他社キャリアユーザーであろうが、一般クラスの「dカード」を保有した時のメリットに大きな差は生まれません。
- 一般クラスの「dカード」だと、キャリアによって保有するメリットに大きな差は出ない。
「dカード GOLD」はドコモ以外でもお得?



それでは先ほどに引き続き、dカード GOLDを保有した場合のメリットの差を見てみましょう。
結論から申しますと、「dカード GOLD」に関してはやはりドコモユーザーの方が保有するメリットは大きいです。
まずは「dカード GOLD」の、主な特典の内容から見てみましょう。
- 「ドコモ携帯・ドコモ光」の料金から毎月10%(1,000円(税抜)につき100ポイント)が還元される
- 「ケータイ補償」が購入から3年間最大10万円までにパワーアップ
- 年間100万円以上のカード利用で、最大2万円分のクーポンが毎年もらえる「年間ご利用額特典」
- 「アメックスゴールド」を上回る「旅行保険」が付帯
- 国内+ハワイの「空港ラウンジ」無料利用
- 年間最大300万円まで補償してくれる「お買い物安心保険」
上記の通り、「ドコモ携帯・ドコモ光」の毎月の料金から10%がポイント還元。
さらに「ケータイ補償」もより実用的な内容となっているため、ドコモユーザーにとっては保有しないとむしろ損してしまうのでは?と言えるほどの内容です。
ただ、実は「dカード GOLD」の「年間ご利用額特典」により、年会費→10,000円(税別)の元をとるのはドコモ以外の方でも可能です。

1年間のカード利用代金に応じてクーポンが毎年プレゼントされる特典です。
クーポンは、年間100万円以上なら「1万円分」。
年間200万円以上の方なら「2万円分」として使えます。
クーポンの「有効期限」も約1年間と長めに設定されています。
プレゼントされた1万円分・2万円分のクーポンには以下ような種類があります。

- ケータイ購入割引クーポン
- d fashionクーポン
- d トラベルクーポン
- d ショッピングクーポン
- d デリバリークーポン
このように、普段のお買い物や旅行などに使用でき、年間100万円以上カードを使用すれば年会費1万円の元がとれる計算となります。
ただ、ポイントの還元率や特典に関しては一般クラスの「dカード」とほぼ同じ内容です。
そこため、ドコモ以外の方であればわざわざゴールドを作成して年会費の元を取るメリットもないので、正直一般クラスの「dカード」から始めて、必要性を感じたら「dカード GOLD」にアップグレードする流れがベストかと思います。
もしもドコモ携帯に乗り換えようとしている方であれば、もちろん「dカード GOLD」は必須アイテムになると言えるでしょう。

- ドコモ携帯・ドコモ光料金10%ポイント還元
- 家族カード1枚目は年会費無料
- ケータイ補償3年間、最大10万円分補償
- 最大1億円の海外旅行保険付き
- スマホで最短5分で審査ができる
- ドコモ以外の方だと「dカード GOLD」を保有するメリットはほとんどない。
「dカード」はドコモ以外でも作れるの?



最後は、「dカード」の申し込み条件について解説します。
「dカード」は、ドコモ以外の方でも作成することが可能です。
ここまで魅力をご説明してきてダメだったら怒られてしまいますね。
「dカード」を作成する条件は以下のとおりです。
- 高校生を除く18歳以上の方
- dアカウントをお持ちの方
条件はこれだけなので、幅広い方々が申し込みできます。
「dアカウントがない!」という方もいるかもしれませんが、「dカード」の申し込みページから一緒にdアカウントも作成できます。(*無料で作れます)
ぜひこれを機会に「dカード」でdポイント生活を始めてみてはいかがですか?→お申し込みはこちら
- 「dカード」は、ドコモ以外の方でも作成できます。
今回のまとめは?

今回は、「dカード」をドコモ以外の方が保有するメリットについて解説しました。
まとめると以下のようになります。



楽天カード→「楽天グループで」、イオンカード→「イオングループで」など、クレジットカードは各企業が自社のサービスをより利用してもらえるように設計されています。
そのため、「dカード」→「ドコモユーザーのみ」といったイメージを持つのは当たり前ですね。
ただ、「dカード」の場合は少し特殊で、「dカード GOLD」からがドコモユーザーに対して本領を発揮していく内容かと思います。
一般クラス「dカード」なら、キャリアを超えてどなたでもお得に使用できる内容です。
これを機会にぜひ1度、「dカード」の魅力を体感してみてはいかがでしょうか?