更新日2020年03月17日 公開日2018年09月02日

最近よく聞くインバウンドとは何なのかを簡単に解説します。

日本でインバウンドとは「外国人の訪日旅行」という意味合いで使われています。ビジネスでは別の意味合いで使われることもありますが、今回は「訪日旅行」という意味でのインバウンドという言葉を使った例文の紹介や、なぜ最近「インバウンド」という言葉をよく目にするのかを解説致します。

見出し

インバウンド(Inbound)の意味

インバウンド(Inbound)という言葉を英和辞書で調べると、「本国行きの」「帰航の」等と記載されていますが、日本では「外国人の訪日旅行」という意味合いで使われています。マーケティングのビジネス用語として別の意味合いで使われることもありますが、ニュースなどでは「訪日観光旅行」という意味で使われていることが殆どです。英語のインバウンド(Inbound)は形容詞ですが、日本で耳にする場合、「外国人の訪日旅行」「訪日観光客に対する事業」「訪日観光客の誘致事業」「訪日観光客」等の意味合いで、動詞や名詞として使われていることも多いようです。英語圏の人々とは認識が異なる、いわゆる和製英語なので海外の方との対話でこの言葉を使う場合は気をつけましょう。
インバウンドの対義語としてアウトバウンド(Outbound)という言葉もあります。こちらは英和辞書には「外国行きの」という意味ですが日本では「日本人の海外旅行」の意味合いで使われています。

対話での例文
  • 雇用を支えるインバウンド
  • インバウンド需要
  • インバウンド消費
  • インバウンド対策
なぜ最近「インバウンド」という言葉をよく聞くのか

最近、テレビやラジオ、ネットニュースでこの言葉を頻繁に聞くかと思います。意味については上記内容でだいたい理解いただけたかと思いますが、なぜ訪日観光客に人々が注目しているのか気になりますよね。
なぜ企業や世間が”インバウンド”に注目しているかというと、2017年の訪日観光客は累計2,869万人で、2007年の累計834万人から3倍以上増加しています。何万人と言われてもいまいちピンとこないと思いますので比較対象として、日本人の20代と30代の男女合計人口を御覧ください。

2,630万人です。

日本人の20代と30代人口より年間の訪日観光客の人数が上回っています。更に、日本では出生人数よりも死亡人数が多く、人口が減少し続けていますが、訪日観光客は年々増加しています。いかに”インバウンド”が重要なのかご理解いただけたかと思います。

インバウンドに注目が集まり始めた理由

インバウンドに注目が集まり始めた理由として、東京オリンピックが挙げられます。東京オリンピック開催決定時、政府のは東京オリンピックが開催される2020年までに訪日外国人2,000万人、訪日外国人消費額4兆円を目標に掲げていました。この目標は2015年に達成を見込めたため、政府は目標を累計4,000万人、消費額8兆円に修正しました。
訪日観光客は、観光・宿泊・飲食サービス・小売店業界に、既に莫大な利益をもたらしており、企業にとって無視できない存在になっています。新語流行語でも話題になった「爆買い」が記憶に新しいですね。
個人は関係ないと思われているかもしれませんが、あなたもインバウンドビジネスを始めたり、参加することが出来ます。有名なものだと、民泊新法で可能になったAirbnb等での民泊や、2018年の法律改正で資格が不要になった通訳ガイドなどが挙げられます。アイデア次第であなたもインバウンドの恩恵を受けることが出来るかもしれません。

日本の企業・政府が取り組む課題
クレジットカードや電子マネーの導入
日本は未だに根強い現金主義の傾向があり、海外の先進国に比べてキャッシュレス可が遅れています。中国版のLINEと呼ばれているWeChatが展開しているサービスWeChatPay(ウィーチャット ペイ)等さまざまな支払い方法に対応できる環境を整えていくことが必要です。
海外文化に対する偏見と理解
飲食店では宗教上の理由から食べられない食材への配慮が必要です。空港や神社で礼拝所を見かけたことが有る方もいるかと思いますが、設置数を増やしていく必要があります。どのようなサービスを提供するうえでも、海外の文化や偏見、菜食主義者、LGBT、人種問題、タトゥー等に対して理解をしなければよりよいサービスは提供できないでしょう。
参考文献
日本政府観光局(JNTO) – 統計データ(訪日外国人・出国日本人)
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/

総務省統計局 – 人口推計(平成30年(2018年)3月確定値,平成30年(2018年)8月概算値) (2018年8月20日公表)
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html

関連記事をみる